
「問い合わせはあるのに、内見予約につながらない…」
不動産会社の営業担当者なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
物件情報を見て興味を持ったお客様が、なぜ内見予約まで至らないのか。その原因と、AIチャットボットを活用した解決策をご紹介します。

ポータルサイトからの問い合わせは多いのに、なかなか内見につながらないんですよね…

その悩み、実は「レスポンスの遅さ」が原因かもしれません。AIチャットボットで解決できる可能性がありますよ。
内見予約につながらない本当の理由
不動産業界では、問い合わせから内見予約への転換率が大きな課題です。
レスポンスの遅さが致命的
お客様が物件情報を見て「内見したい」と思うのは、夜間や休日が多いものです。仕事終わりや休日に、ゆっくりポータルサイトを見ている時間帯です。
しかし、営業時間外は対応できず、翌営業日まで待たせてしまいます。
その間にお客様は他社から連絡を受け、先に内見予約を入れてしまう…。初動の遅れが機会損失につながっています。
実際、問い合わせから1時間以内に対応した場合と、翌日対応した場合では、成約率に大きな差が出るというデータもあります。

確かに、お客様から「もう他で決めました」って言われることが多いです…

そうなんです。お客様は複数の会社に同時に問い合わせているので、最初に対応した会社が有利なんですよね。
同じ質問への回答に時間を取られる
「ペット可ですか?」「駐車場はありますか?」「初期費用はいくらですか?」
こうした定型的な質問への回答に、貴重な営業時間を費やしていませんか?
これらの質問は、物件情報に記載されていることも多いのですが、お客様は「直接聞きたい」と思うものです。でも、営業担当者が毎回対応していては、効率が悪すぎます。
複数の不動産会社に同時に問い合わせている
お客様は、複数の不動産会社に同時に問い合わせていることがほとんどです。
最初に丁寧に対応した会社、最初に内見日程を提示した会社が選ばれます。後から連絡しても「もう他で決めました」と言われることも珍しくありません。
AIチャットボットで内見予約を増やす仕組み

これらの課題を解決するのが、AIチャットボットです。
24時間即レスポンスで競合に先手を打つ
お客様が深夜に物件を見て問い合わせをしても、AIチャットボットなら即座に対応できます。
「この物件に興味をお持ちいただきありがとうございます。内見のご希望日時を教えていただけますか?」
すぐに予約調整に入れます。他社より早く反応することで、内見予約の獲得率が大幅にアップします。
物件情報・条件を即座に回答
「ペット可ですか?」「駐車場は?」「小学校まで何分?」
こうした質問にAIが即座に回答。お客様の疑問をその場で解消し、内見予約へスムーズに誘導します。
AIには物件データベースを連携させておけるので、正確な情報を即座に回答できます。
お客様の希望条件をヒアリングして物件提案
AIチャットボットは質問に答えるだけでなく、お客様の希望条件(エリア、間取り、予算など)をヒアリングし、条件に合う物件を自動で提案することも可能です。
「ご希望に近い物件が他にも3件ございます。こちらもご覧になりますか?」
1件の問い合わせから、複数の内見予約につなげることもできます。
導入事例:内見予約が3倍になった不動産会社
実際にAIチャットボットを導入した不動産会社の事例をご紹介します。
導入前の状況
- 月間問い合わせ数:200件
- 内見予約数:40件(予約率20%)
- 営業時間外の問い合わせ対応:翌営業日
問い合わせの8割が内見予約につながらないという状況でした。
導入後の変化
- 月間問い合わせ数:250件(AIチャットの気軽さで増加)
- 内見予約数:120件(予約率48%)
- 24時間対応で競合に先手
内見予約数が3倍になり、成約数も1.8倍に増加しました。

予約率が20%から48%に上がったんですね!すごい効果…
ポイントは「スピード」なんです。問い合わせから数秒で返信できるので、お客様の熱が冷めないうちに内見予約まで進められるんですよ。
成功のポイント
この不動産会社が成功した理由は3つあります。
1つ目は、物件情報をAIに正確に登録したこと。ペット可否、駐車場、周辺施設など詳細情報を登録し、お客様の質問に即座に答えられるようにしました。
2つ目は、内見予約への導線を明確にしたこと。質問回答後、すぐに「内見予約はこちら」と誘導する流れを作りました。
3つ目は、営業担当者への引き継ぎをスムーズにしたこと。AIが収集した情報を担当者に自動共有し、翌日のフォローを効率化しました。
導入の流れと費用感
AIチャットボットの導入は、思っているより簡単です。
導入ステップ
1. アカウント登録
2. 会社情報・物件情報を登録(PDFアップロードでOK)
3. WebサイトにチャットウィジェットをZ設置
物件情報はPDFやURLをアップロードするだけでAIが学習します。手動で一つずつ入力する必要はありません。
費用の目安
月額3,000円〜で始められるサービスもあります。
1件の内見予約獲得で十分に元が取れるコストパフォーマンスです。成約につながれば、投資対効果は100倍以上になることも珍しくありません。
まとめ
不動産会社がAIチャットボットで内見予約を増やすポイントは3つです。
- 24時間対応で競合より早くレスポンス
- 即座に物件情報を回答してお客様の疑問を解消
- 内見予約への導線を明確にして取りこぼしを防ぐ
問い合わせ対応の自動化は、営業効率アップと売上向上を同時に実現します。

来月から繁忙期なので、その前に導入してみます!

繁忙期こそAIチャットボットの効果が実感できますよ。ぜひ試してみてください!
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